40代まだ間に合うアンチエイジング4つのポイント
エイジング
40代を過ぎたあたりから、肌の変化が気になりませんか?30代の時にはなかったはずのシミやシワがでてきてメイクでカバーできない、余計に目立つなんてこともあるかもしれません。
ターンオーバーの乱れ
エイジングの原因は、ターンオーバーの乱れです。肌は表皮層、真皮層とあります。表皮層の一番下にある基底層で新しい細胞が生まれて、次第に皮膚表面に上がっていき最終的には肌表面の角質層で垢となって剥がれ落ちます。これをターンオーバーといいますが、このターンオーバーのサイクルが加齢と共にゆっくりになることで様々なエイジングサインが肌に現れます。
例えば日焼けを例にあげると、学生の頃は夏に部活やプールで日焼けして黒くなっても秋口には白く元に戻っていたと思います。しかし大人になるにつれ夏に日焼けをすると冬になってもなかなか元の肌色に戻らなくなります。この違いは肌のサイクルです。28日周期でターンオーバーしている肌と40日、50日、60日・・・、とゆっくりのサイクルの肌では見た目の印象も変えてしまいます。
ターンオーバーが乱れると肌はどうなるの?
紫外線が肌に入ると、基底層にあるメラノサイトという細胞からメラニンが作られます。本来このメラニンも肌のターンオーバーと共に肌表面で垢となて剥がれ落ちていきます。しかしターンオーバーの乱れから肌内部にとどまるようになり茶色いシミとして肌に残っていきます。さらに紫外線を浴びることでメラニンが作られシミは次第に濃くなっていきます。
また、ターンオーバーが遅くなると、古くなった角質が自然に剥がれ落ちずに肌表面にとどまります。その古い角質が何層にもなって溜まり、肌のくすみやごわつきといった表面のトラブルによって輝きを失います。
肌表面に古い角質があることで、化粧水やクリームの栄養が肌内部に浸透しにくく乾燥が進み、シワの原因にもなります。
ターンオーバーが乱れたらどうしたらいいの?
1、古い角質を取り除く
まず肌表面にたまっている古い角質を取り除きます。古い角質をとるにはピーリングの化粧品の力をかります。古い角質をとるには、AHA(フルーツ酸)、BHA(サリチル酸)が一般的です。角質剥離作用、軟化作用があります。注意点としては肌が乾燥していたり荒れていると刺激が強い場合もあります。次世代型のピーリングと呼ばれているPHAも最近出てきています。このPHAはAHAと比べても刺激がマイルドでピーリング後の刺激を受けにくいという特徴もあります。
2、肌を保湿し栄養を与える
乾燥はエイジングの大敵!まずは肌の保湿を十分に行いましょう。セラミド入りの化粧品は肌の保湿効果に優れていますので効果を早く感じます。セラミドは本来肌にあるもので角質層で細胞と細胞をくっつける接着剤のような役割をしています。肌表面のざらつきや乾燥が気になったら、まずセラミド入りの化粧品を使うと肌コンディションを整えることができます。肌の水分を保持したり外部の刺激から肌を守ってくれます。このセラミドも加齢と共に減少しますので化粧品で補うと効果的です。アトピーや敏感肌の方はセラミドが少ないのでセラミドを補ってあげましょう。
肌の栄養は、エイジングの兆候にあったものを選びます。
3、抗酸化作用の高い化粧品やサプリメントを取入れる
食べ物と同じうように人の体も酸化します。食品のリンゴで例えると、リンゴを切ってしばらくすると茶色くなり酸化します。人の体の中では酸素を取入れた時に一部の酸素が活性酸素となります。活性酸素は体内で細菌やウイルスと戦う重要な役割がありますが、増えすぎると細胞のサビとなり、シミやシワの原因となります。そのため、酸化しないように抗酸化作用の高い化粧品や食品の摂取をする必要があります。
抗酸化作用の高い食品で知られるのが、トマトのリコピンや赤ワインのポリフェノール、緑黄色野菜のビタミン類を多く摂取するとアンチエイジングへ繋がります。毎日摂取するのが望ましいです。
4、糖化を予防する
肌の糖化は、細胞のコゲのようなものです。食品から摂取した余分な糖質がタンパク質と結びついて細胞を劣化させます。これによって肌のコラーゲンを破壊すると弾力が失われてシワやたるみが発生し、細胞につくとシミや肌のくすみの下原因となります。肌色が黄身がかってくるのも糖化の一種です。
糖化を予防するには、食事の際に血糖値を一気にあげないように気をつけます。食事の順番を意識すると効果があります。野菜類の前菜から食べるようにして、キノコや海藻類、魚や肉類を先にとり、最後にパスタや麺、ご飯を食べるようにします。
いつまでも若い肌を保つには、正しいスキンケアと食事の栄養バランスが大切です。この2つを意識的に行うことで年齢に負けない肌を作ります。40代のスキンケアと食生活によって50代の自分自身が作られていきますので、未来に向かってアンチエイジングを行うことはとても大切です。
メイク前のひと工夫で1日中ご機嫌な肌を作る!
メイク前のプチテクニック
朝のメイク仕立ての綺麗な状態をできるだけ長くキープしたい!一日中綺麗でいたい!そんな理想を叶えるプチテクニックひとつで叶います。
メイクの土台となる肌コンディションか大事!肌に潤いを
肌コンディションがいいとメイクはふんわりと軽く綺麗に発色します。肌をうるおわせてから朝のメイクをするとあの嫌なメイク崩れをしっかり防止できます。化粧水はたっぷりと!スプレータイプの化粧水を肌にシューッとかけて肌にうるおいを補給して、更にうるおい化粧水でパッティングして肌に閉じ込めましょう。毛穴の開きや皮脂によってメイクが崩れやすい時は収れん効果のある化粧水がおすすめです。
ローションパック
少し時間に余裕があれば、5分間のローションパックもおすすめです。最近は簡単に使えるシートパックを販売しているので手軽に朝のローションパックができます。朝、顔を洗った後にシートマスクをしながら歯を磨いたり、髪を整えたりすると忙しい朝の時短テクになります。
その後は、乳液やクリームで水分が逃げないように肌にフタをして完了です
くすみがある、顔が疲れて見える時の簡単テク
目元マッサージ
血行不良による肌のくすみは顔色が暗く疲れた印象に見えてしまいます。そんな朝は、軽くマッサージをすると肌が蘇った印象に!目の周りは眉の下の骨のラインを眉頭からこめかみまで3〜4箇所指先で5秒間プッシュします。次に目の下の骨のラインを内側から外側に向かって3箇所指先で5秒間プッシュ。
目がむくんだ朝には、冷たいタオルで目元を冷やして腫れぼったさを取り除きます。スプーンや保冷剤を使って目元を冷やすのも簡単です。むくんだ目元はメイクのノリも低下しますし、重たい印象で気分が優れなくなるのもつまらないので、朝のちょっとしたケアで解消してあげると気分もすっきりリフレッシュできます。
耳のマッサージ
耳を軽く顔と反対の方向に引っ張ります。次に指先で耳をくるくるとらせんを描くようにマッサージすると顔の血行が良くなり顔色アップ!
耳にはつぼがあるので、つぼを意識してマッサージすると更に効果UP!耳の穴の前にある少し出っ張っている部分にあるくぼみには3つのつぼがあります。上から耳門(じもん)・聴宮(ちょうきゅう)・聴会(ちょうえ)です。ここをそれぞれ指先で3秒間押します。この3つのつぼを経絡という血や気が流れています。耳門(じもん)は、顔のむくみの原因でもある水分の代謝機能を高めてむくみを解消します。また、リフトアップ効果もあるのでむくみやたるみ、顔の疲れがあるときには効果的です。聴宮(ちょうきゅう)は、肩こりにもつながっているつぼなので肩こりや顎周りの疲労感にも効果があります。聴会(ちょうえ)は、頭から足の指先まで関係しているつぼなので体の巡りを改善したり頭痛を緩和したりする効果につながります。
他にもつぼがありますが、耳をつまみながららせんを描くように全体的にゆっくりマッサージすることで各つぼを刺激することができます。自律神経を整えたり、頭痛を解消したり、不眠症を解消したりと美容以外にも効果が期待できます。
むくみを解消してすっきり顔へ
頬骨の下のくぼみに親指を入れて少し強めに押します。内側から外側に向かって4箇所程押すとGOOD!むくみを解消したり、リフトアップする効果がありますので、すっきりフェイスにチェンジ!手をグーにして関節を使って刺激するのも簡単です。
手をグーにしたまま首から鎖骨に向かってマッサージすると、鎖骨のゴミ回収ポケットに老廃物が集まりますので顔周りがすっきりします。顔と首の付け根の部分から行うとより効果的です。片側10回程行ったら、もう片方も同様に行います。
スキンケアで肌コンディションをUPする
より高い効果を求めるために、化粧品でケアするのもおすすめです。最近は色々なスキンケアアイテムが出ています。今回ご紹介するのは、リンクルスポットマスクです。2019年4月に新しく発売されたこのマスクは、国際特許を取得した、最先端のマイクロニードル技術を採用し、1シートに1300本ついています。特徴は、針の形状と密度で痛マイクロニードルの細い針が角質層まで加水ヒアルロン酸を浸透させて肌の内側からハリを与えてくれます。
リンクルスポットマスク
年齢とともに刻まれていく、目元のしわ、ほうれい線。
歳をとっても若くいたい!そんな女性の悩みを解決するために開発された技術です。
美しくなりたいと願う女性の7dayに寄り添う、とっておきのスペシャルケアです。
ジーニー インスタントラインスムーサー
メイクがシワに入って目立ち始めたら、こちらのメイク下地で肌をなめらかに整えてからメイクすると若々しいお顔の印象に仕上がります。ヤーマンから出ている商品で、全世界で300万本売れたメイク下地という驚異の下地です。30代、40代のシワやたるみが気になり始めた世代に合うメイク下地です。
大人ニキビの予防に。食事や生活習慣の見直しで肌質を変える
大人ニキビ
思春期の頃のニキビと違って大人ニキビはできる場所が変わり、大人ニキビの原因も多様に広がっています。大人ニキビはあごの周りや口元、首にできやすく、その原因にホルモンバランスやライフスタイルが関係してくるのでコントロールできず突発的に出来るので大きな悩みに繋がっていきます。大きさも割と大きめなニキビができることが多く顔の印象も変えてしまうほどです。
大人ニキビの原因は?
ホルモンバランスが崩れる=ニキビができる
これはニキビで悩まされているほとんどの人が知ってる常識だと思います。ホルモンバランスを乱す原因にストレス・食生活・生活習慣・過度な疲労等があげられます。これらの全てを意識的に気をつけていかなければ内面からの改善はなかなか難しいと思います。ホルモンには女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロン、男性ホルモンのアンドロゲンがあります。この男性ホルモンのアンドロゲンが活発になると、大人ニキビを増殖させていってしまうのです。
男性ホルモンのニキビへの影響
1、皮脂が過剰に分泌される
2、角質が増殖して毛穴に蓋をしたような角栓ができる
3、バリア機能が低下する
男性ホルモンによって大人ニキビが増殖しやすい状況を作ります。
男性ホルモンを優位にしないために
1、ストレスをためない
過度なストレスは交感神経を優位にします。交感神経が優位になると男性ホルモンの分泌が活発化しますので、少しでもリラックスできる環境に身を置いて副交感神経が働くようにします。
2、生活リズムを整える
1日規則正しい生活に変える。食事の時間、睡眠の時間を大切にするように心がけます。睡眠は寝ている間に肌が修復されますので早めの就寝が基本です。
3、食生活の改善
栄養バランスを考えて食事を摂るようにします。食品が偏らないようにビタミン・ミネラルを豊富に魚や野菜中心の食生活を意識します。なるべく添加物やコンビニ、レトルト食品、ジャンクフードを摂らないことをおすすめします。
大人ニキビができてしまったら
触らない・つぶさないように気をつけます。ニキビをつぶすと瞬間的にはなくなったように感じますが、ニキビ跡として赤く残りやがてシミのような色素沈着になります。これは肌の再生力が大きく関係しますが、大人ニキビができる年齢は肌のターンオーバーが遅くなっているので高い確率でニキビ跡になりやすいです。大きなニキビをつぶすとクレーターになって肌に凹凸が出来てしまうので注意が必要です。ニキビができたら、肌を清潔に保ち悪化させないようにします。洗顔は弱酸性タイプの洗顔フォームの泡で顔をやさしく洗うようにします。メイクもできれば避けた方がいいです。コンシーラー等で隠してしまうと汚れがニキビの悪化に繋がりますので、もし隠したい時にはニキビに効果のある肌色タイプのスキンケアでカバーするのがおすすめです。
大人ニキビを予防するには
1、食生活の改善
ビタミンを意識的に摂取します。
◎ビタミンA
豚・牛・鳥の肝臓(レバー)、うなぎ、卵、にんじん、カボチャ、ほうれん草、海藻類
*ビタミンAには、レチノールと体内でレチノールに変わるβーカロテンがあります。レチノールは肉のレバーやうなぎ、卵に多く含まれ、βーカロテンは野菜や海藻に多く含まれます。傷や感染症から肌を守り肌の再生を促す働きがあります。
◎ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン)
B2:豚レバー、うなぎ、モロヘイヤ、納豆、牛乳
B6:赤身の魚、豚ヒレ肉、バナナ、さつまいも、
B12:魚介類(蠣・あさり・ホタテ・鮭・のり)
パントテン酸:鶏肉(レバー・ささみ・胸)、モロヘイヤ、アボガド、納豆
葉酸:鶏レバー、モロヘイヤ、ほうれん草
ビオチン:レバー、いわし、落花生
*ビタミンB群は1種類の単体ではなくいくつか組み合わせることで効能を発揮するビタミンです。生命のエネルギー源となりTCA回路(代謝回路)でビタミンB群が必要になります。肌への作用としては炎症を抑えたり、代謝を促したり、健康な肌を保つのに必要な栄養素となります。
◎ビタミンC
ピーマン、パプリカ、ゴーヤ、ブロッコリー、カリフラワー、菜の花、レモン、アセロラ、キウイ、イチゴ、オレンジなどの柑橘類
*ビタミンCはシミを予防し肌を健康に保ちます。抗酸化作用も高いので喫煙者は喫煙時に活性酸素が体内に発生しますがその活性酸素を抑制する働きがありますので意識的に摂取することが必要です。また免疫力を高める作用がありますので風邪をひきやすい人や風邪をひいてしまった時に積極的に摂取すると回復が早くなります。
◎ビタミンE
ナッツ(アーモンド・落花生・ヘーゼルナッツ・くるみ)、カボチャ、菜の花、モロヘイヤ、うなぎの蒲焼き、植物油(ひまわり油・コーン油など)
*ビタミンEは老化防止ビタミンです。強力な抗酸化作用があるため若返りのビタミンと呼ばれています。血流を改善して若がりを助け、健康的な体へ近づけます。
◎乳酸菌
味噌、醤油、漬物、キムチ、ヨーグルト、牛乳
*腸内環境を整え、日頃からお通じを整えておくことはニキビ予防に対して十分効果があります。腸内フローラを整えて免疫を上げていくことでアレルギーの緩和や肌の免疫にも効果が期待できます。
肌が変わるまでの期間
肌の生まれ変わりは少なくても3ヶ月かかります。食べてすぐに効果が現われなくても継続的に続けていくことで肌が変化していきます。人の体は食べたもので作られていきますので今食べている食事が未来の体や肌を作ると思って摂取すると思って体の喜ぶ食事やサプリメントをおすすめします。
2、睡眠を十分とる
睡眠不足になるとニキビが悪化しやすくなります。皮脂分泌が活発化するためニキビが出来やすい環境となります。また、寝ている間に肌は修復・再生されますので寝ている間にニキビの修復を助ける為にも睡眠はたっぷりとる必要があります。
3、ストレスをためない
ストレスが溜まると免疫機能が低下します。病気も心配ですが、肌の免疫機能も下がりますのでニキビもできやすく治りにくくなります。気分転換やストレスの原因となるものから目をそらす必要があります。
4、化粧品の見直し
汚れを取り除く洗顔から見直すことをおすすめします。肌に刺激を与えずにやさしく洗浄するタイプがおすすめです。