大人ニキビの予防に。食事や生活習慣の見直しで肌質を変える
大人ニキビ
思春期の頃のニキビと違って大人ニキビはできる場所が変わり、大人ニキビの原因も多様に広がっています。大人ニキビはあごの周りや口元、首にできやすく、その原因にホルモンバランスやライフスタイルが関係してくるのでコントロールできず突発的に出来るので大きな悩みに繋がっていきます。大きさも割と大きめなニキビができることが多く顔の印象も変えてしまうほどです。
大人ニキビの原因は?
ホルモンバランスが崩れる=ニキビができる
これはニキビで悩まされているほとんどの人が知ってる常識だと思います。ホルモンバランスを乱す原因にストレス・食生活・生活習慣・過度な疲労等があげられます。これらの全てを意識的に気をつけていかなければ内面からの改善はなかなか難しいと思います。ホルモンには女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロン、男性ホルモンのアンドロゲンがあります。この男性ホルモンのアンドロゲンが活発になると、大人ニキビを増殖させていってしまうのです。
男性ホルモンのニキビへの影響
1、皮脂が過剰に分泌される
2、角質が増殖して毛穴に蓋をしたような角栓ができる
3、バリア機能が低下する
男性ホルモンによって大人ニキビが増殖しやすい状況を作ります。
男性ホルモンを優位にしないために
1、ストレスをためない
過度なストレスは交感神経を優位にします。交感神経が優位になると男性ホルモンの分泌が活発化しますので、少しでもリラックスできる環境に身を置いて副交感神経が働くようにします。
2、生活リズムを整える
1日規則正しい生活に変える。食事の時間、睡眠の時間を大切にするように心がけます。睡眠は寝ている間に肌が修復されますので早めの就寝が基本です。
3、食生活の改善
栄養バランスを考えて食事を摂るようにします。食品が偏らないようにビタミン・ミネラルを豊富に魚や野菜中心の食生活を意識します。なるべく添加物やコンビニ、レトルト食品、ジャンクフードを摂らないことをおすすめします。
大人ニキビができてしまったら
触らない・つぶさないように気をつけます。ニキビをつぶすと瞬間的にはなくなったように感じますが、ニキビ跡として赤く残りやがてシミのような色素沈着になります。これは肌の再生力が大きく関係しますが、大人ニキビができる年齢は肌のターンオーバーが遅くなっているので高い確率でニキビ跡になりやすいです。大きなニキビをつぶすとクレーターになって肌に凹凸が出来てしまうので注意が必要です。ニキビができたら、肌を清潔に保ち悪化させないようにします。洗顔は弱酸性タイプの洗顔フォームの泡で顔をやさしく洗うようにします。メイクもできれば避けた方がいいです。コンシーラー等で隠してしまうと汚れがニキビの悪化に繋がりますので、もし隠したい時にはニキビに効果のある肌色タイプのスキンケアでカバーするのがおすすめです。
大人ニキビを予防するには
1、食生活の改善
ビタミンを意識的に摂取します。
◎ビタミンA
豚・牛・鳥の肝臓(レバー)、うなぎ、卵、にんじん、カボチャ、ほうれん草、海藻類
*ビタミンAには、レチノールと体内でレチノールに変わるβーカロテンがあります。レチノールは肉のレバーやうなぎ、卵に多く含まれ、βーカロテンは野菜や海藻に多く含まれます。傷や感染症から肌を守り肌の再生を促す働きがあります。
◎ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン)
B2:豚レバー、うなぎ、モロヘイヤ、納豆、牛乳
B6:赤身の魚、豚ヒレ肉、バナナ、さつまいも、
B12:魚介類(蠣・あさり・ホタテ・鮭・のり)
パントテン酸:鶏肉(レバー・ささみ・胸)、モロヘイヤ、アボガド、納豆
葉酸:鶏レバー、モロヘイヤ、ほうれん草
ビオチン:レバー、いわし、落花生
*ビタミンB群は1種類の単体ではなくいくつか組み合わせることで効能を発揮するビタミンです。生命のエネルギー源となりTCA回路(代謝回路)でビタミンB群が必要になります。肌への作用としては炎症を抑えたり、代謝を促したり、健康な肌を保つのに必要な栄養素となります。
◎ビタミンC
ピーマン、パプリカ、ゴーヤ、ブロッコリー、カリフラワー、菜の花、レモン、アセロラ、キウイ、イチゴ、オレンジなどの柑橘類
*ビタミンCはシミを予防し肌を健康に保ちます。抗酸化作用も高いので喫煙者は喫煙時に活性酸素が体内に発生しますがその活性酸素を抑制する働きがありますので意識的に摂取することが必要です。また免疫力を高める作用がありますので風邪をひきやすい人や風邪をひいてしまった時に積極的に摂取すると回復が早くなります。
◎ビタミンE
ナッツ(アーモンド・落花生・ヘーゼルナッツ・くるみ)、カボチャ、菜の花、モロヘイヤ、うなぎの蒲焼き、植物油(ひまわり油・コーン油など)
*ビタミンEは老化防止ビタミンです。強力な抗酸化作用があるため若返りのビタミンと呼ばれています。血流を改善して若がりを助け、健康的な体へ近づけます。
◎乳酸菌
味噌、醤油、漬物、キムチ、ヨーグルト、牛乳
*腸内環境を整え、日頃からお通じを整えておくことはニキビ予防に対して十分効果があります。腸内フローラを整えて免疫を上げていくことでアレルギーの緩和や肌の免疫にも効果が期待できます。
肌が変わるまでの期間
肌の生まれ変わりは少なくても3ヶ月かかります。食べてすぐに効果が現われなくても継続的に続けていくことで肌が変化していきます。人の体は食べたもので作られていきますので今食べている食事が未来の体や肌を作ると思って摂取すると思って体の喜ぶ食事やサプリメントをおすすめします。
2、睡眠を十分とる
睡眠不足になるとニキビが悪化しやすくなります。皮脂分泌が活発化するためニキビが出来やすい環境となります。また、寝ている間に肌は修復・再生されますので寝ている間にニキビの修復を助ける為にも睡眠はたっぷりとる必要があります。
3、ストレスをためない
ストレスが溜まると免疫機能が低下します。病気も心配ですが、肌の免疫機能も下がりますのでニキビもできやすく治りにくくなります。気分転換やストレスの原因となるものから目をそらす必要があります。
4、化粧品の見直し
汚れを取り除く洗顔から見直すことをおすすめします。肌に刺激を与えずにやさしく洗浄するタイプがおすすめです。